キンメダイは水深200m以上の深海に住む魚です。金色に輝く大きな目と鮮やかな赤い体色が特徴で、白身の肉質はきわめて美味です。刺身や寿司ネタとしても抜群で、高級魚として取り扱われています。
 特に千葉県銚子沖のキンメダイは、冷たい親潮と暖かい黒潮がぶつかる日本屈指の豊かな海で育まれていることから、周年脂が乗っていることで知られ、他産地のものと比較しても抜群の脂の乗りです。

 千葉県銚子漁港に水揚げされるのは、立て縄と呼ばれる一本釣り漁法により1尾ずつ丁寧に釣り上げられたキンメダイです。手釣りによって漁獲されることから魚体に傷が付いていません。また,操業は夜明けから始まり,船上や市場での取り扱いにも注意を払い、その日の午前中には市場で入札するようにしています。このため、極めて高鮮度で出荷されます。

 銚子つりきんめのおいしさの秘密、それは上品な脂が周年のっていることです。銚子沖でぶつかる暖流と寒流は、豊富なプランクトンを生み出し、それを食べる小魚が多く集まります。豊富な餌に恵まれた銚子沖の銚子つりきんめには、一年を通して良質の脂がのっているのです。
 また、キンメダイにはEPAやDHAといった不飽和脂肪酸や、ビタミン類、ミネラル類が豊富で、コラーゲンも含まれており、美容と健康にもピッタリの海の幸なのです。

 手釣りによって銚子漁港に水揚げされることから「銚子つりきんめ」と呼ばれる銚子産のキンメダイは、東京築地市場でもトップクラスの評価を受けるようになりました。
 まさに金メダル級なうまさの銚子つりきんめを消費者の皆さんが安心して購入できるように、ブランドマークを作成し商標登録をしました(左の写真)。

平成254月に「銚子つりきんめ」の名称を地域団体商標として登録しました。千葉県内の水産物としては初めての登録となります。これからもブランド力の強化に取り組んでいきます。


 銚子つりきんめの品質の良さは千葉県にも認められ、千葉を代表する優良水産物であるとして、千葉ブランド水産物生鮮第1号の認定書を授与されました。
 今までの取り組みと銚子つりきんめのおいしさがより評価され、平成21年度に、1月から12月の通年、500グラム以上が再認定されました。今後も千葉ブランド水産物の名に恥じぬように高鮮度、高品質の銚子つりきんめをお届けすべく漁業者一同一丸となって努力していきますので、ぜひ一度ご賞味していただきたいと思います。


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